誰もが一生の間に経験することのひとつとして相続があります。一般的な考えとして人間は年齢順に亡くなっていくものですが、その場合、自分より先に父親や母親が亡くなることになります。その際には必ず相続が行われることになりますが、このときに相続をされる立場の人を被相続人といい、反対に相続をする立場の人のことを相続人といいます。仮に三人家族の父親が亡くなった場合、父親は被相続人となり、残された母親と子供は相続人となるわけです。
相続では被相続人の義務と権利を相続人が受け継ぐことになります。具体的には借金などのマイナスの財産や預貯金などのプラスの財産を受け継ぐことになるのです。
相続できる財産としては、預貯金や現金、土地・建物などの不動産があります。また株式や被相続人が著作権などの何らかの権利を所有していた場合、それを相続人は相続することができます。万が一、被相続人に借金があった場合にはそれも相続することになります。
相続できる財産として預貯金を例としてあげましたが、被相続人が亡くなる前に銀行預金を引き出した場合にはどうなるのでしょうか。仮に引き出した預貯金が相続財産にならない場合、相続の手続きが不要になり相続税を納めないで済むことになります。
被相続人が亡くなる前に引き出した預貯金に関しては、あくまでも預貯金が現金にかたちを変えただけに過ぎないため相続財産となります。そのため、きちんとした相続手続きを行わずに現金を手元においておいた場合、財産隠しと見做されてしまうこともあるので注意が必要となってきます。